大岡越前の守様
歳の瀬、、年末ムードが世間に漂う頃、
いつも、きまって君の事を思い出す。
そして僕は、年を越す前に君に会わねばと毎年思いつつ・・。
それはいまだ、かなってはいない。。
3年前のお正月、
DVDレコーダーのハードディスクに録画した「2夜連続、12時間新春時代劇スペシャル」
きっと、と言うか・・あきらかに僕の怠慢なのだけれども・・
この3年間、たった12時間という、とても小さな時間を
君のために作ることはできなかったんだよね・・。
そのくせ、、君を手放せなくて・・。
消すに消せずに・・
見るに見れずに・・
今日、思い切って削除ボタンを押した・・。
最後に君は・・・
「このキャプチャを本当に削除しますか?」とつぶやいて・・
涙がじゅうたんにこぼれ落ち、僕は下をむいたまま、見えないふりで、「はい」のボタンをそっと押した・・
君の去ったハードディスクは、まるで空き箱のように・・
がらーんとして、、
そこに僕一人だけ、ぽつんとたたずんでいた・・。




